コーヒー茶色敷物

コミュニティカフェのチカラ(コミュニティカフェとは:その4)

平成19年版国民生活白書によると「近所で協力しあう人がいない」人が65.7%もいることが分かりました。

図表 近所に生活面で協力しあう人がいないと回答した人の割合

出所:平成19年版国民生活白書

他にも、同白書では「近隣住民同士の交流」は活発ではなく「町内会・自治会等」も「あまり機能していない」と報告しています。

こういった調査結果は「地域づきあいの薄さ」を裏付けていると言えるでしょう。

でも、同白書は「NPOやボランティア、地域の活動に参加したい人」は「5割を超える」が「きっかけや情報がないため参加まで至らない」と報告しています。

つまり「アタシャ仕事から帰るとなんだか孤独なんで、どっか近所で地域の活動したい~」と叫んでも「で、どこでやってんの?」と、たちまち壁にぶちあたってしまうのです。

地域の中心で叫んでも、誰も教えてくれないから「どうか私を見つけて」という寂しい状況になってしまう。

これは私も実感するところです。

子供が生まれて「地域の人との関わりが重要だ」などと姿勢を正しても、「アンタは仕事が忙しくてそんなの面倒って言っていたじゃないか」と言われてしまえば「ハア、そうでした。すみません」となるわけです。

じゃあ、そうやって急に「地域との交流が重要だ」と気づいた人(=私)はどうすればよいのでしょうか。

そんなにわかに地域づいた人(=私)でも、カフェであれば「ド●ール」「スタ×」などと同じように「いやいや、私は地域との交流というよりは、そこにあったからコーヒーを飲みにちょっと寄ってみただけで」などと言い訳もできます。

私が住んでいる場所は都市部なので、ありがたいことにカフェがあちこちにあります。スタ×も何軒かありますが、いつも若い人たちで満席です。

カフェなら「交流するぞ!」などと、かしこばらずに入ることができるのです。

最初はコーヒーを飲むだけだって何の問題はありません。

「コミュニティカフェ」と名前がついていれば、近所の人たちが集まっているでしょうから「あら、あなたはあのアパートに住んで目つきが悪くていやだなと思っていた上田さん(=私)」などと、以前から気にかけてもらっていたおばちゃんから声をかけられるかもしれません。

コーヒーを飲んでいる目的で通っていても、誰かと知り合えるチャンスが増えるでしょう。イベントも多く開かれていますから、自然と交流するチャンスが生まれます。

これこそが「コミュニティカフェ」の大きな力なのです。

これまで述べたように、都市では地域の交流が薄くなっていますが、コミュニティカフェがそういった課題を解決する場所となる可能性は高い。

「誰でも気軽に行くことができる場」としてコミュニティカフェの役割は大きいと言えます。

これまで都市部についてお話をしましたが、地方ではどんな状況でしょうか。地方におけるコミュニティカフェの役割について、次にお話します。