老夫婦

人口5,000人の町で、2日で100人来た!(コミュニティカフェとは:その6 )

広野町で実施したコミュニティカフェ講座は1年間でした。

実は、当初町で懸命に呼びかけたにも関わらず、当初は数人しか参加者がいなかったのですが、回を重ねるごとに私もオレもと参加者が増え……(ま、それは大げさですね)、最終的には1日カフェを十分まわせるほどの人数に増えたのでした。

コミュニティカフェ講座では、毎月勉強会や視察会などを開き、最後は受講生の皆さんが「試行」と称して、2日間、町のイベントに合わせて「広野町カフェ」を開きました。

町のイベントとは言っても、もともと人口は5,000人しかいないのですから、実は、関係者がぼちぼち来るかなあ、程度にしか思っていなかったのです。

そうしたら、当日………

「て、てえへんだあ!」と銭形平次のところに八五郎が転がり込んだかどうかはわからないですが、調理場で準備をしていた私のところに、驚くスタッフが転がり込んで来たので、出てみると、カフェスペースは、コーヒーを頼むお客さんで長蛇の列が!!!

驚くことに、2日間で100人を超える町の人たちがカフェにやってきたのです。

もともと人口が5,000人しかいない広野町で100人を超える人がやってきた、というのは本当にすごいことです。

写真:「ひろの未来cafe」のメニュー看板

お客さんは若い世代や女性が多かったのですが、震災後久しぶりに会った人たちも多かったようで、同窓会さながらといった雰囲気でした。

中でも印象に残ったのは、病気で何か月も自宅で床に臥せっていた人が来てくれたことです。

やっと回復してきたので、コーヒーを久しぶりに飲みたいと思うものの、近くに店が無いのであきらめていたらしいのですが、一日カフェが開催されるという話を聞いたので、飛んできたというのです。

その方は味わうように美味しそうにコーヒーを楽しんでいたのですよ!

なんか、感動的な話じゃないですか!!

受講生も、自分たちが臨時でも作ったカフェに、こうやって多くの町の人たちが集って喜んでいる様子は、本当に感動的だったとしみじみ語っていました。

地方では地縁や血縁があり、一見コミュニティが形成されているように見えても、特に若い世代(女性)や高齢者が普段集まったりする場所が、意外に無いものなのです。

地方でもコミュニティカフェの力というものが、やはり必要に思えます。

それでは、次にコミュニティカフェを立ち上げる側は、どんなメリット・デメリットがあるか、実際にコミュニティカフェを立ち上げる側、経営や運営をする側について考えてみたいと思います