アパートのドア2

都市ではご近所づきあいが薄い(コミュニティカフェとは:その3 )

東京は地方出身者の集まりだとよく言われます。

こう書いている私も今は東京に住んでいますが、もともと埼玉県の出身です。よく会うご近所の人たちだって、静岡、島根、茨城、山梨、出張族で地方を転々と回っていた………などと、東京出身者はほとんどいません。

聞くと、大学入学をきっかけに東京に出てきて、そのまま住み着いた、というパターンがほとんどですが、出てきたばかりの時は、普通は地縁や血縁がほとんどない場所に住むことになります。

地域とのつながりは、様々な形で生まれます。

でも、子供の頃から住んでいなければ、町内会や自治会活動に参加するわけでもないし、買い物といってもスーパーやコンビニで買っていれば、特に店の人とも話す機会もありません。

ま、いわば孤独なわけですな。

自分から積極的に関わろうとしなければ「近所づきあい」に参加しなくても、生きていく事はできます。でも、地方での濃厚な関係性に慣れている人は、寂しくなって故郷に帰ってしまう人もいるでしょう。

「東京の人って冷たいよね」と言われるのは、こういう事情もあるからでしょう。つまり地方から出てきた時に多くは一人でアパートに暮らすのですが、実は地方出身者ばかりで、血縁や地縁が薄い人ばかりでお互いが良くわからない、というわけです。

東京だって子供の時から住んでいれば、地縁や血縁はあります。

でも、ご近所にあるアパートは見た事が無い人ばかりで、表札が無くて名前も分からないし、なんだかおっかない若者もいそうだし、うっかり声をかけると刺されるかもしれないから、声かけるのやめといたのよねー、などと井戸端会議の話題になったりするのです(ならんだろ)。

実際、私自身も子供の時から住んでいた埼玉を離れて東京に引っ越しをしてきました。

子供ができるまでは「地域とのつながり」などほとんどナシ。

「仕事が忙しくてそんなの面倒」だとも思っていましたから、本当は「地域のつながりが重要」だと言える資格など、これっぽっちもないです、ハイ。

しかし、子供が生まれると、事情が180°異なってくる。

熱が出た近くの病院はどこなのか?

休日に遊ぶ場所はどこなのか?

保育園はどこにあるのか?

そこへ行くまでの交通手段はどうなっているのか?

などなど、たちまち近所の事が分かっていないと困ってしまうのです。

子供がいない人でも、たとえば災害や緊急事態が起こった時などは、やっぱり近所の事がわかっていないと困るわけです。

そういう時に、地域の人が集まる「コミュニティカフェ」があったらどうでしょうか?1回くらい行ってみようかな、という気になりませんか?

次に「コミュニティカフェ」の役割について見てみます。